8月19日土曜日、梅坪台中学校の体育館にて開催された梅坪台地区コミュニティ会議まちづくり委員会主催の防災イベント「避難所体験ナイト」に、昼間の少しの時間帯だけですが、重度の知的障がいを伴う自閉症のある息子(通称:いぶスケさん)を連れて参加してきました♪
梅坪台地区の住人ではないのですが一般参加も受付可能と聞いていたので、1時間半程度、体育館の中をウロウロさせていただきました。
と言うのも、豊田市こども発達センターや通っている放課後等デイサービスがある等でこの辺りはよく訪れていますし、何かがあれば指定避難所となっている梅坪台中学校にお世話になることもあるかも知れません。
すぐ近所の豊田市こども発達センターには長いこと通っていますが、こちらの中学校に入るのは私もいぶスケさんも初めてでした。
会場の雰囲気が分からないので、事前の準備をどこまでするか迷ったのですが、
自分の自治区の訓練ではなく通りすがりの見学者という気楽さから、
困ったら帰ればOK、どれくらいその場にいることができるか試してみましょう的な感じで行ってみました。
① 前日はずっと家の中で過ごす。→ 退屈で外出したいモードにさせる
② いぶスケさんがずっと遊んでたタブレットの充電が切れる直前のアラームが鳴る
③ その目の前で楽しそうに出かける準備を始める→鼻歌なんかも歌っちゃう(笑)
④ チラチラと見てくるいぶスケさんに「お母さんこれから発達センターの近くにある中学校の体育館に行くんだけど、いぶくんも行く?」と誘う。
⑤「牛乳パックで笛作ったり、グラグラ揺れる車も来てるんだって。一緒に行こうか❤」
⑥ いぶスケさんが頷いたので「よし!じゃあお母さんの用事が全部終わったら、ごほうびにポテトね♪」…全速力で靴下を履きはじめる♪(外出の時だけ靴下を履く子です)
⑦ 会場に向かう車の中で「何ができるかなぁ?楽しいといいねぇ」
⑧ イベント開始から1時間30分程経った頃に受付をしました。
(たぶん体育館の中のざわつきが落ち着いてくるであろうと予想)
⑨ 色んな防災関連団体さんの展示を見ながら、体育館の中を移動。
豊田防災ボランティアコーディネーター連絡会さんの体験工作、牛乳パックの笛作りも苦手なハサミを使って頑張ってました。
最初はうまく鳴らなかったんですが、修正したりして、いぶスケさんのと私の2つともいい音で鳴りました♪
愛知ネットの南里さんの防災講演を聞くのに、並べられたパイプ椅子に座って待っていたり。
この講演の中では緊急地震速報のアラームが鳴って、姿勢を低くして頭を守るポーズも一緒にやってくれました😄
水筒に用意していった氷をかじる事で時間凌ぎできていたという事もありますが、 途中で怒ったり ぐずったりする事もなく、想像していたよりは静かに過ごせていました。
学校の行事とかの積み重ねが活きているのかなぁ、と思います。
⑩ そして、完全な帰りたいモードに入る前、まだ楽しめてるうちに退散。
車の中で即興の「ポテト食べようソング」を歌いながら、マックへGO!!
と、こんな感じでした。
体育館は、他の建造物と違って中に入ってしまえばどの学校も似た造りなので
「初めての場所の体育館に入る」のは難なくクリア。
トイレは、入り口のところでちょっと抵抗を感じた様子でしたが、
男子用に私も一緒に入り介助することで、こちらもクリア。
小さい頃に比べると、知らない場所や建物に入れない「場所見知り」はかなり減っていますが、油断してると不意打ちに合うので、色んな場所のトイレに一緒に行って、抵抗なく入れる雰囲気をチェック。少しずつ、入れる場所を増やして行かないと!…です。
それと、本物の災害時の避難所の緊迫感はないにしても、こういう普段は行かない場所での体験も、簡単なものでもいいので経験を積ませたほうが介助をする私自身が安心だったりします♪
防災対策課さんのブースを覗いた時に、戴いた梅坪台の防災カルテの冊子も勉強になりました。
その土地は昔どんな環境だったかなどの情報も出ていたので、頭の中の想像だけよりも、ずっとイメージが湧きました。自分の住んでる地域のも欲しいと思ったら、市役所のホームページから見ることができました。
ダウンロードもできます。ありがたいですね♪
豊田市防災カルテ(基礎版)のページ / 豊田市ホームページ
楽しく参加できて良かったです😄